HACCPコーディネーター

今月、HACCPコーディネーターの資格更新の案内が届きました。
この資格は3年ごとの更新なので、ちょうど前回の更新から3年が経ったことになります。

3年前といえば、日本で東京オリンピックも契機として、HACCPが制度として完全義務化されてからまだ間もない頃です。当時は、食品事業者の間でも

「とりあえずHACCPを作らないといけない」
「計画書はどう書けばいいのか」

といった声をよく聞きました。

行政の指導やセミナーも、どちらかというとHACCPを導入すること自体をサポートする内容が中心だったように思います。中小の食品工場や飲食店では、「HACCPの考え方を取り入れた衛生管理」からスタートするケースも多かったですね。

それから3年。
最近感じるのは、HACCPの位置づけが少し変わってきたということです。

以前は「まず計画書を作る」ことが大きなテーマでしたが、
今は「きちんと運用されているか」が重視されるようになってきました。

例えば、

温度記録がきちんと残っているか

モニタリングが継続されているか

問題が起きたときに改善措置が取られているか

といった、実際の運用の部分が問われる場面が増えている印象です。

また、HACCPは行政対応というだけでなく、食品メーカーや流通との取引の中でも、衛生管理体制の一つの指標として見られるようになってきています。

さらに最近は、温度記録やチェック表をアプリで管理するなど、衛生管理のデジタル化も少しずつ広がってきました。こうして振り返ると、この3年間でHACCPは

「導入するもの」から「回し続ける仕組み」へ

と、少しずつフェーズが変わってきたのかもしれません。

これから3年後、HACCPの現場はどのように変わっているのでしょうか。